鈴木ジェロニモがロロの新作公演参加、劇と短歌「飽きてから」
劇団ロロの新作公演「劇と短歌『飽きてから』」に鈴木ジェロニモが俳優として参加。8月23日(金)から9月1日(日)に東京・ユーロライブで上演される。 【画像】きのこの山の味を説明する鈴木ジェロニモ。 異ジャンルのアーティストと積極的にコラボしてきたロロが、今回は歌人の上坂あゆ美を迎え、「演劇×短歌」という新たな創作に挑戦。主宰の三浦直之が書いた、郊外のアパートでルームシェアをする3人の男女にまつわるシーンに上坂あゆ美が短歌で応答しながら、“飽きちゃった”人たちの「あのころ」と「それから」を丁寧かつコミカルに描く。 短歌を得意とする鈴木ジェロニモがどんな化学反応を起こすのか期待しよう。そのほか、ロロの亀島一徳、望月綾乃、森本華と、上坂あゆ美も出演する。音楽は元シャムキャッツの夏目知幸によるソロプロジェクト・Summer Eyeが担当。 ■ 鈴木ジェロニモ コメント 上坂あゆ美さんがマスターをされている「スナックはまゆう」に行くとロロの三浦さんがいらっしゃって隣に座らせていただいた。僕はお酒が飲めないので温かい紅茶を注文した。丸いマグカップを両手で持つと自分の手も丸くなって嬉しか った。 「ジェロニモさん」 三浦さんが話しかけてくださった。 「僕ね、今ジェロニモさんのことすごく素敵な人だなーと思ったんです」 ええええ。嬉しいですけど、何でですか。 「だって今こうやって、体をちいさく縮めて飲んでたじゃないですか」 ん? ああ。確かに。僕は臍に両肘を食べさせるように背中を丸めて紅茶を飲んでいた。世界に対して自分の体がでかすぎねえかと申し訳なくなることがある。そのときがそうで、バーカウンターのハイスツールから零れそうになる自分の肉を内側に収めようと必死だった。 「そんなことしなくてもいいのに……。とても気遣いのできる、やさしい人なんですね」 三浦さんのまなざしによって僕の体がロロになる。夏ごと好きになりそうだ。 ■ ロロ 劇と短歌「飽きてから」 日程:2024年8月23日(金)~9月1日(日) 会場:東京・ユーロライブ 料金:一般前売4500円 / U-25は3500円、U-18は無料(枚数限定)。障がい者割引各1500円引き / 当日券は+500円 <出演者> 亀島一徳、望月綾乃、森本華(ロロ) / 上坂あゆ美 / 鈴木ジェロニモ