一歩リードの小池氏 追い上げる蓮舫氏と石丸氏 都知事選、大混戦の中盤情勢 2割強が投票先未定とも…報道各社が調査
東京都知事選(7日投開票)をめぐり、報道各社の中盤情勢調査が出てきた。6月29、30日に電話調査を実施した共同通信は、現職の小池百合子氏(71)が一歩リードし、前参院議員の蓮舫氏(56)が続き、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)が激しく追い上げる展開と報じた。石丸氏は、独自候補を擁立していない日本維新の会の支持層や無党派層に食い込んでいる。読売新聞の調査でも、石丸氏は無党派層の支持で蓮舫氏を上回った。今後の展開次第では、混戦模様となりそうだ。 【画像】物議を醸している、共産党が作成した「蓮舫氏のビラ」 共同通信調査の支持政党別では、自民支持と答えた人の5割強、公明支持層の7割を小池氏が固めた。蓮舫氏は立民支持層の7割、共産支持層の8割弱を押さえた。維新の支持層は、4割強が石丸氏に、3割弱が小池氏に流れている。 石丸氏は自民支持層の2割弱からも支持を得ている。無党派層は小池氏が3割弱で最も多く、石丸氏と蓮舫氏がそれぞれ2割強となっている。 年代別では30~60代は小池氏が最も多く、70代以上は蓮舫氏、20代以下は石丸氏の支持が厚い。 読売が6月28~30日に行っでは、「小池氏が先行し、蓮舫氏、石丸氏が追う展開」と伝えた。支持政党別では、有権者の5割近くを占める無党派層で、3割が小池氏、蓮舫氏と石丸氏はともに1割強だったが、石丸氏がやや上回ったという。 共同通信調査で1割強が投票先を決めておらず、読売調査では2割以上が態度を明らかにしていない。情勢は今後変わる可能性がある。 【都知事選の立候補者】 (届け出順) 野間口 翔36 無新 沢 繁実47 無新 大和 行男46 無新 木宮 光喜71 諸新 小池百合子71 無現 内海 聡49 諸新 石丸 伸二41 無新 小野寺紘毅79 諸新 新藤 伸夫75 諸新 竹本 秀之68 無新 桜井 誠52 諸新 ドクター・中松96 無新 安野 貴博33 無新 清水 国明73 諸新