“打率4割”というのは打高投低の時代であっても容易なことではない【張本勲の喝!!】
打率.380からのあと1、2分が難しい
西武の秋山であっても打率4割をイメージすることはできない
日米通算4367安打のイチロー(元マリナーズほか)でさえ届かなかったのが“打率4割”だ。彼の最高打率は2000年、オリックス時代の.387。私も含めてだが、日本プロ野球80年以上の歴史の中でも、4割バッターはいまだに生まれていない。MLBでも1941年に打率.406を記録したテッド・ウィリアムズ(元レッドソックス)が最後だ。その後はロッド・カルー(元ツインズほか)が何度も首位打者を獲り、77年には.388を打っているが、打率4割には届かなかった。 今のボールが飛ぶ、打高投低の時代では、打率4割や70本塁打を打つような傑出したバッターが出てこないほうがおかしい、ということをこれまでも書いてきた。しかし、矛盾するようだが・・・
本文:2,625文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
週刊ベースボール