相次ぐ搬送…“じわじわ熱中症”に注意 数日から1週間ほどかけて発症
東京・小平市の「むさしの病院」でも… 医師 「痛みどうですか?来たときよりはマシ?」 横になり、点滴を受けていたのは15歳の男子高校生。1日午後、熱中症で搬送されました。午前中に部活動を行ったあと帰宅し、外出したところ体調不良になったといいます。 医師 「(部活中)水分があまりとれていないというのと…」 血液検査の結果、“脱水”がみられたということです。 “炎天下にいなくても発症”することのある熱中症。
医師が注意してほしいと話すのは… むさしの病院 鹿野晃院長 「あまり水分補給も積極的にやらず、無理が何日もたたったりすると、じわじわと脱水が進んで“じわじわ熱中症”を発症してしまう」 数日から1週間ほどかけて発症するという“じわじわ熱中症”。 特に温度に対する感覚が鈍くなっている高齢者の場合は、症状に気づかないことも多いといいます。
周りの人ができることは… むさしの病院 鹿野晃院長 「ちょっともうろうとしているとか、受け答えがいつもと違うとか。部屋に入ったときにむっと暑くなっているが、本人は平気な顔をしていると、温度に対する感覚が鈍っているのでは?と疑い、エアコンの温度管理をしてあげる」 「水分摂取がおざなりになってしまうと、熱中症のリスクがあるので、無理せず定期的な水分・塩分摂取を心がけていただきたい」 2日以降も広く厳しい暑さとなり、東京は土曜日(3日)以降に再び35℃以上の猛暑日となる予想で、引き続き熱中症に厳重な警戒が必要です。 (8月1日放送『news zero』より)