四国電力社長に宮本氏が昇格内定 長井氏は会長に(愛媛)
四国電力は26日の取締役会で、取締役常務執行役員の宮本喜弘氏(61)が社長に昇格する役員人事を内定した。現社長の長井啓介氏(67)は代表権のある会長に就く。5年ぶりとなる社長交代で、経営陣の世代交代を図る。6月26日の株主総会を経て就任する。 宮本氏は徳島県阿波市出身で、京都大工学部卒。2代続けての理系社長となる。1985年に四電入社後、主に企画畑を歩み、経営企画部長、総合企画室長などを歴任。電力小売りの全面自由化や脱炭素に向けた要請など業界が転換期にある中、需給関連や国内外での再生可能エネルギー開発、デジタルトランスフォーメーション(DX)を担当した経歴が買われた。 現会長の佐伯勇人氏(69)=愛媛県東温市出身=は特別顧問に退く。
愛媛新聞社