世界のバーテンダーが焼酎ベースのカクテルを考案 「焼酎をどういうふうに加工するかが鍵」 鹿児島
鹿児島放送
アメリカや日本で活躍するバーテンダーらを招いて、カクテルベースとしての焼酎の可能性を探るセミナーが、鹿児島市で開かれました。 焼酎カクテルセミナーは、鹿児島など九州4県のアメリカ市場向けの輸出促進プロジェクトの一環で、焼酎の認知度アップと輸出拡大を目指します。アメリカや日本を拠点に活躍するバーテンダーら6人が焼酎をベースに使ったハイボールやダイキリなどさまざまなカクテルを紹介し、魅力や可能性について意見を交わしました。 【バーテンダー・ジュリア百瀬さん】 「焼酎の特別な所は麹だと思います。麹とは何なのか、どういうふうにつくられているのか、そういったストーリーを伝えていく」 【バーテンダー・ドン・リーさん】 「焼酎は非常に使いやすいオールドファッションであったり、ダイキリであったり、ハイボールであったり、いろいろなタイプのカクテルに使えるので焼酎をどういうふうに加工するかカギになってくると思います」 【県酒造組合・田中完専務理事】 「お湯割りの良さ、前割と言う言葉も出ましたので。アメリカでも少しづつ広めてもらって結果として焼酎の輸出量が増えていけばいいかなと思っています」 県酒造組合によりますと、2023年度に県内で生産された焼酎の出荷量は約42万9000?で、このうち、アメリカ市場向けの出荷は約4万9800?と全体の1割程度にとどまっているということです。