不思議な宇宙に一緒に漂いましょう、ぽこぽこクラブ「天才バカボンのパパなのだ」スタート
「ぽこぽこクラブ 不朽の名作シリーズ『天才バカボンのパパなのだ』」が、本日6月20日に東京・駅前劇場で開幕する。 【画像】ぽこぽこクラブ 不朽の名作シリーズ「天才バカボンのパパなのだ」より。(他4件) これは、ぽこぽこクラブが始動した新プロジェクト“ぽこぽこクラブ 不朽の名作シリーズ”の第1弾として、別役実「天才バカボンのパパなのだ」を上演するもの。演出を担い、自ら出演もする三上陽永は「別役実作品でありながら、ぽこぽこクラブらしい作品になっていると思います。そう、もはやこれは不条理劇ではない。情報過多のご時世に、理解不能な広い宇宙にただただ漂う快感…これは『浮遊劇』!! 75分間、別役実さんの不思議な宇宙に一緒に漂いましょう」と来場を呼びかけた。 上演時間は約1時間15分で、公演は6月30日まで。なお、6月25日公演の終演後は、トークゲストのスズキ拓朗と、三上による“同世代アフタートーク”を実施。また27日公演の終演後には、本作の音楽を担当した山岸賢介(ウラニーノ)と、出演者の山崎薫によるミニライブが開催される。 ■ 三上陽永コメント ぽこぽこクラブ主宰の三上陽永です。今回劇団としては、初の既成戯曲に挑戦します。 ポップなイメージが強いぽこぽこクラブが別役実作品!?と思われる方も多いかもしれませんが、 メンバーの渡辺は昔から別役実の大ファンなのです。本作品ではバカボンのパパを生き生き演じております。 当時、別役実作品は日本の不条理劇場の代名詞であったと思います。しかし、時代が流れ令和の今、 別役さんが予言した通り、現実で次々と不条理な出来事や、事件が起きています。 ひょっとしたら、舞台と現実、条理と不条理が逆転していっているのでは?とすら思います。 そんな世の中で、別役実作品をぽこぽこクラブが上演する意味を考えに考え、最終的に意味なんてないのだ……というところに行き着いたのが本作品となりました。 別役実作品でありながら、ぽこぽこクラブらしい作品になっていると思います。 そう、もはやこれは不条理劇ではない。 情報過多のご時世に、理解不能な広い宇宙にただただ漂う快感…これは「浮遊劇」!! 75分間、別役実さんの不思議な宇宙に一緒に漂いましょう。 ■ ぽこぽこクラブ 不朽の名作シリーズ「天才バカボンのパパなのだ」 2024年6月20日(木)~30日(日) 東京都 駅前劇場 □ スタッフ 脚本:別役実 演出:三上陽永 □ 出演 三上陽永 / 杉浦一輝 / 渡辺芳博 / 山崎薫 / 関根麻帆 / 新垣亘平 / 小河智裕 / 山川美優 / 大沼百合子 ※山崎薫の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。 ※高校生以下割引、U-25割引、前半夜割引、サタデーナイト割引あり。