会議中に5分で作った!「職人の再現度、さすが」 虚無感ある〝サカバンバスピス〟が和菓子になった経緯は
商品化、検討したけど…
このサカバンバスピスの和菓子の作り方も聞いてみました。 中にはこし餡、外側は「練り切りあん」を使っています。「練り切りあん」とは白あんに餅を入れたあんで、上生菓子ではよく使うあんのことです。 練り切りあんとこしあんを合わせて、灰色の部分を作り、半円にします。白の練り切りあんも半円にし、あわせて丸い形をつくります。中にこしあんを入れて包み、涙型にしてから魚の形に仕上げていきます。目の部分は竹炭をいれて黒色にした寒天を使っています。 狩野さんいわく、「普通の和菓子に比べて、形のバランスをとるのは難しいですが、作業工程からすれば割と簡単なほうです」とのこと。 山口さんは、「職人が『簡単』というのは、一般の人からすれば難しいのであまり参考にならないかもしれません。あんを包む工程が簡単そうに見えて難しいので、松江で開催されている和菓子教室に参加していただければ、コツはつかめると思います」とアドバイスをくれました。 Xの投稿には商品化を求める声も多数寄せられていました。ただ、山口さんは「商品化も検討しましたが権利の問題などが複雑で、残念ながら今回は見送ることになりました。動画を見て楽しんでいただけたらうれしいです」と話しています。