広瀬アリス“佐弥子”元妻出現で自信喪失に共感の声「その敗北感…切なすぎる」<マイ・セカンド・アオハル>
広瀬アリスが主演、なにわ男子・道枝駿佑が出演する火曜ドラマ「マイ・セカンド・アオハル」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)の第4話が11月7日に放送された。白玉佐弥子(広瀬)と小笠原拓(道枝)のラスト10秒の“びしょ濡れキス”に話題が集中したが、それまでに描かれた失恋や告白なども共感を呼び、見どころ満載のエピソードだった。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】佐弥子(広瀬アリス)と拓(道枝駿佑)プールでびしょ濡れキス ■30歳の社会人が“学び直し”を決意し大学生に! OLをしていた30歳の主人公・佐弥子が、ミステリアスな大学生・拓のひと言をきっかけに学び直しを決意して大学生となるラブコメディー。 昔から絶妙に「運」と「間」が悪く、学歴もお金もない主人公・白玉佐弥子を広瀬が、ミステリアスな“イマドキ”大学生・小笠原拓を道枝が演じる他、佐弥子や拓と同じ大学の工学部建築学科に通う大学生役で伊原六花、飯沼愛、水沢林太郎、箭内夢菜、濱尾ノリタカらが出演。 また、佐弥子が勤めていた会社の先輩OLでよき理解者・根村眞子役のイモトアヤコや、飯沼演じる真凛の父親で、シェアハウス・サグラダファミリ家のオーナー・日向祥吾役の安藤政信らがストーリーを盛り上げる。 ■ドタキャンからの元妻付き初デート 佐弥子とのデートに向かおうとする日向祥吾(安藤)の前に謎の女性が現れて幕を下ろした第3話。第4話では彼女の正体が沢島真凛(飯沼)の母で元妻の凛子(山本未來)だったことが明らかに。そんなことなど知らない佐弥子は、事故に遭っていないか心配しながら待っていたが、日向から仕事のトラブルで行けないと電話でドタキャンされ、その電話越しに聞こえる「祥吾~」という女性の声に落ち込むのだった。 「嘘をつくなら、せめてバレないようにしてほしい。大人なんだからさ…」とへこむ佐弥子を見て「ラーメン作るけど、食べる?」と夜食を作ってあげる拓。拓は、凛子が自由奔放で破天荒な様からハリケーンというあだ名をもつ世界的ファッションフォトグラファーで、心配する必要はないと佐弥子を励まそうとする。 「佐弥子さんにデートのリスケした?」と娘に怒られ、仕切りなおすことになった日向。しかしなぜか凛子もついてきて3人でドライブデートに出かけることに。まさかの状況にはじめこそ苦い顔だった佐弥子だが、凛子の天真爛漫さに触れるに連れて、惹かれる理由を理解し始める。 ■「あの人に私は一生かなわない…」溢れる涙に共感 後日、凛子が撮った自分の写真を受け取った佐弥子。写真を見て改めて凛子の才能や朗らかな人柄、自由で素直な生き方などを痛感し「あの人に私は一生かなわない…」と涙がこぼれ落ちる。 ロマンスコメディでありながら、こうした感情表現も丁寧に描かれている点が「マイ・セカンド・アオハル」の面白さ。比べるものではないと頭ではわかっているけれど、比べて自分にないものを見て、悔しながら勝手に敗北宣言してしまうというのはよくある話。嫉妬とか妬みではない純度100%の現実の方が、深く突き刺さるものだ。 SNSでは「いやほんま号泣したわ」など佐弥子に共感する声があがった一方「比べるな!さやこはさやこで素敵なの!!」といった声も。作中では拓が「勝ち負けじゃないでしょ」「佐弥子さんには佐弥子さんの良さがあるじゃん」と言葉をかけ、佐弥子は元気を取り戻す。 ■拓がキイナを好きな理由が明らかに そんな拓は桂山キイナ(伊原六花)へ片思いしている様子を見せていたが、その始まりが明らかに。2022年の夏にコンペに落ちて悔しがっている拓に寄り添い、気持ちを吐き出す手助けをしてくれた日から特別な思いを抱いていたのだった。 来るキイナの誕生日にプレゼントを用意して告白することを決意した拓。しかしなかなか言い出せずに誕生日の夜を終えてしまう。翌日、出かけるキイナを止めて切り出そうとするが言い終える前に「拓がモタモタしてるからだよ」と振られるのだった。 そしてSNSで大きな盛り上がりを見せた夜のプールシーンに。撃沈したもの同士、夏の夜に誰もいない二人きりのプールではしゃぎ合っていた佐弥子と拓だが、視線が合い、そのまま見つめ合ってキス!内容が盛りだくさんだった第4話のエンディングに、二人がキスするとは誰も予想していなかったにちがいない。 ◆文=KanaKo