やっぱり日本のものづくりは素晴らしい!北欧のベテランデザイナーが通う日本のアドレス
民藝品やアートのコレクションが見れる場所など、セシリエ・マンツが おすすめするのは日本のものづくりが再発見できる場所!
デンマーク・コペンハーゲンを拠点に世界で活躍するデザイナーのセシリエ・マンツ。家具をはじめ食器、家電に照明など、幅広い分野のデザインを世界中のブランドとコラボレーションしている彼女。昨年日本で行われた個展「トランスポーズ」では、自身の作品やプロトタイプ、日々使用している道具や愛用品を一堂に集めた展示を行い注目を集めました。直近ではムートより「ワークショップ」シリーズのベンチを発表しています。 【写真集】北欧のベテランデザイナーが通う日本のアドレスは?直島や有田町ほか 幼い頃から度々日本を訪れているというセシリエ。彼女にお気に入りの日本のスポットを教えてもらいました。
セシリエ・マンツが愛する日本のアドレス3選
【1】 日本民藝館 「日本に来るたびに訪れている場所です。民藝館で展示を見ていると、時が止まったかのように思えるんです。そのくらい時間も場所も忘れて展示に没頭できます」 1936年に思想家の柳宗悦らによって創設された日本民藝館。日本や各国の陶磁器から木工、絵画、工芸品などを約17000点を所蔵しています。 旧館と新館からなる本館と、旧柳宗悦邸である西館があり、常設展や企画展を開催。展覧会は新作展を含めて年に5回開催され、展覧会ごとに全てを入れ替え展示が行われています。日本随一の民藝品のコレクションを有しています。今回来日したセシリエは、西館も初めて訪れることができとても感動したのだそう。
【2】有田町 「いつ行っても特別な場所。有田焼の職人のみなさんと一緒に仕事をした際、コミュニティの力を感じました。3つの窯元と協業しましたが、それぞれの職人に役割があり、全員の力が合わさって作品ができあがっていく様子がとても素晴らしかったです」 佐賀県の西部に位置する有田町は、古くから有田焼の生産で親しまれています。2016年、有田焼400周年の節目に誕生した有田焼のブランド2016/ aritaで有田焼の食器をデザインしたセシリエ。 両親が陶芸家だったこともあり、幼い頃から有田には訪れていたそう。