「推しメンバーの魅力が伝わるスタイリングを」スパドラ・古川毅が明かすファッションへの愛
ふだんの服の好みは?
──今日のお洋服もご自分でスタイリングされたのですか? いえ、今日はスタイリストさんに選んでいただきました。ただ、このスタイリストさんはもともと、洋服関係のつながりでプライベートで知り合った方なので、僕の感覚も取り入れてくださっています。 ──普段はどんなスタイルの服を好んで着ているのですか? お気に入りのブランドなどもあれば教えてください。 基本的にいろんなテイストの服を着ます。今日はゆったりした服を着てるけど、別の日はピッタリした服を着たりとか、その日の気分や予定に合わせていろいろです。 洋服は自己満足でいいと思うんですよ。その人のテンションがあがる服かどうかが重要で、人にどう思われるとか、似合う・似合わないとかは二の次でいいと思う。みんな着たいものを好きに着れば、それがいちばんだと思います。 もちろん仕事では、好きなものを着るだけではないので、体形やパーソナリティがベストに見えるものを選んだり、ほかのメンバーとのバランスを考えたりします。ブランドだと、UNDERCOVER(アンダーカバー)というブランドの服が好きなので、デザイナーの高橋盾さんのスタイルはずっと好きですね。 ──街を歩いていて、ほかの人のファッションが気になることもありますか? あまり意識的に見ることはないかもしれません。でも、この間青山を歩いていたときに、偶然ファッションデザイナーの川久保玲さんをお見かけして、一瞬で目が釘付けになりました。ちょうどそのとき、僕「コム・デ・ギャルソン」を着ていたので、「うわ、どうしよ! 今俺着てるし!」と、めっちゃ興奮しました。川久保さんは特別中の特別ですけど、普段も同世代よりちょっと先輩方のファッションのほうが勉強になるというか、はっとしたり、ぐっとくることが多いですね。
「表現」する人が好き
──ファッションに限らず、ダンスも歌もお芝居も究めている印象があります。どのように向き合っているのですか? 自分ではまだ大きな結果を出せているとは思っていないので、とにかくひとつひとつ誠意を持ってこなすということを意識しています。僕は「表現」する人が好きなんです。だからそれがファッションであっても、音楽であっても、芝居やダンスであっても、真剣に表現する人に対してリスペクトと憧れがあるので、そういう人たちに少しでも近づきたいという思いで、日々いろいろなことに挑戦しています。 ──グループと個人での活動をそれぞれ続けることも、一種の「挑戦」なのでしょうか。 グループでの活動は僕にとって「ホーム」で、今まで一緒に歴史を作ってきたメンバーやスタッフと一緒に夢の続きを更新している気持ちです。でも、個人で行う仕事は、ある意味では「アウェー」です。グループでいるときの自分とは違うふるまいも求められますし、常にその場でのベストを出していかないと、次につながらないといった厳しさもあります。 でも、それが僕にとっての成長の場でもあり、今回の「夫婦の秘密」で「親友」のとよピー(豊田裕太さん)に会えたように、いい出会いにつながる場でもあります。だからこそ、次につなげていくために、自分自身もっと成長していかないといけないなと思って頑張っています。
相澤洋美