復旧工事が続きまだまだ“悪路”の多い「のと里山海道」 大雪でのスタックなど緊急時の対応を訓練で確認
復旧復興への動きを止めることなく、今シーズンの雪に備え連携を強めます。 石川県の能登と金沢を結ぶ「のと里山海道」では、国や県の職員が参加し、立ち往生した車の救出方法などを確認する訓練が行われました。 【写真を見る】のと里山海道はまだ「悪路」も多い中 大雪対応の訓練 記者リポート「のと里山海道、金沢から能登方面へと向かう道中です。車線はカーブが連続していて見えづらくなっています」 のと里山海道では、元日の地震で道路の崩落が多数発生し、現在も復旧工事が続いています。 七尾市の別所岳サービスエリアでは25日、国土交通省や県の職員など36人が参加し、大雪による車両のスタックが発生した場合の対応訓練が行われました。 訓練にはJAF石川支部も参加し、タイヤチェーンの簡易的な取り付け方や、除雪車とスタック車両をロープを使って繋げ移動させる方法も確認しました。 長時間の立ち往生でドライバーがいない場合でも、ジャッキを使ってタイヤを持ち上げれば車両を道路わきに移動させることができます。 訓練では、大雪による長時間の立ち往生でドライバーが避難した際、残された車を道路わきへと動かす訓練も行われ、タイヤを専用のジャッキで持ち上げたあと、人の力で車を押し移動させました。 国土交通省金沢河川国道事務所・五十川泰史所長「道路が通行止めになると、復旧・復興に携わる方の移動に支障が生じる。国と県で連携をして、情報共有をして止めないという対応もしっかりしていく必要がある」 今回の訓練は国交省が県に呼びかけ初めて合同で開催され、被災地では冬本番に向けて備えが進みます。
北陸放送