アルビレックス新潟 J1残留へ負けられない大一番 藤原奏哉が執念の劇的同点ゴール 貴重な勝ち点“1”を持ち帰り 《新潟》
明治安田J1リーグ。ルヴァンカップの決勝の激闘から1週間。アルビレックス新潟は11月9日、J1残留をかけて柏レイソルとの大一番に臨みました。 残り2試合となった今シーズンのリーグ戦。残留を決めたい新潟は勝ち点差1の柏との直接対決に臨みました。 試合は立ち上がりからホーム・柏に押し込まれる展開。それでも守護神・小島を中心にゴールを守ります。 一方の攻撃では、柏の固い守りに阻まれ、なかなかチャンスを作ることができません。 0対0で折り返すと、後半6分、左サイドに抜け出した谷口がクロス、小野が落として長谷川元希!新潟らしいパスワークからチャンスを作ると… 後半23分にも左サイドから橋本のパスに再び長谷川!立て続けゴールに迫りますが、この日も、自分たちの時間帯でゴールを奪うことができません。 すると後半29分、コーナーキックから日本代表・細谷に決められ失点。欲しかった先制点を奪われてしまいます。 J1残留へ負けられない新潟は後半43分、橋本のクロスを長倉が落として小見!さらには星! ルヴァンカップ決勝で2ゴールの小見が上手く合わせますが、これは惜しくもポストに嫌われてしまいます。 それでも後半アディショナルタイムでした。星のパスを受けた橋本が相手をかわしてクロスを上げると、小見が落として最後は藤原! サイドバックの藤原が豪快にゴール左に蹴り込みました。藤原のシーズン5点目が値千金の同点ゴール。残留を争う柏と勝点1を分け合いました。 〈アルビレックス新潟 松橋力蔵監督〉 「本当に勝ちに執着した攻撃だったのか。90分の中で最後ああいう…我々は何回も繰り返している。僕自身情けないですね。(残り2試合)勝つしかない。ルヴァン杯決勝で良い試合をしたとか我々にはどうでもいいこと。過去を否定して勝ちにいく」 〈アルビレックス新潟 藤原奏哉選手〉 「(きょうは)6ポイントマッチだと思っていたので欲を言えば勝ちたかった。試合時間ギリギリのなか追いつけたことは次にとってプラスになる。きょうも多くのサポーターが来てくれて確実に最後に力を与えてくれたと思っている。自分たちは目の前の残り2試合を集中して臨んでいくだけ」 では順位表です。新潟、柏ともに勝点1を積み上げたため、アルビの順位は変わらず16位です。降格圏・磐田との勝点差は6ですが、磐田はあと3試合残っているため、新潟のJ1残留は持ち越しとなっています。 新潟の次の試合は11月30日、ホームでガンバ大阪と対戦します。 ことしのホーム最終戦必ず勝って締めくくりましょう。
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