ソフトバンクの和田毅が引退へ 43歳、「松坂世代」最後の現役選手
プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの和田毅投手(43)が今季限りで現役を引退すると5日、球団が発表した。 【写真】「育成選手はプロ野球選手じゃない」 和田毅はなぜ苦言を呈したのか 同日午後5時から、みずほペイペイドームで記者会見をする予定。 プロ22年目の今季は度重なるけがの影響で、8試合で2勝2敗、防御率3・76と不振だった。 和田投手は島根・浜田高から早稲田大を経て、2002年秋のドラフト自由枠でダイエー(現ソフトバンク)に入団。1年目に14勝5敗の成績を残し、新人王に輝いた。10年には17勝8敗でパ・リーグ最多勝のタイトルを獲得した。 11年オフに海外フリーエージェント(FA)権を行使して大リーグ・オリオールズ入り。その後、カブスに移籍し、計4年で5勝5敗だった。 ソフトバンクに復帰した16年に15勝5敗、勝率7割5分で、最多勝と最高勝率の2冠に輝いた。 昨オフは、埼玉西武ライオンズから国内FAでソフトバンクに移籍した山川穂高内野手(32)の「人的補償」と一部で報道され、自主トレーニングに集中できなかった。 1980年度生まれの「松坂世代」の最後の現役選手で、日本のプロ野球では通算17年で334試合、160勝、89敗、防御率3・18だった。
朝日新聞社