高校生が手作り弁当を1人暮らしの高齢者に メニューは夏休みから試行錯誤 今年で31回目の取り組み【岡山】
RSK山陽放送
岡山市南区の高校で毎年恒例となっているのが、手作り弁当を1人暮らしの高齢者に届ける取り組みです。 【写真を見る】高校生が手作り弁当を1人暮らしの高齢者に メニューは夏休みから試行錯誤 今年で31回目の取り組み【岡山】 ■楽しみに待っている高齢者のために 弁当を作るのは興陽高校家政科の3年生11人です。 地域に住む高齢者に弁当と一緒に温かい気持ちも届けたいと毎年行われているもので、今年で31回目。 生徒たちは、この日のために夏休みからメニューを考案し、試作を繰り返してきました。 (生徒) 「塩分とかが少ないので、味付けで醤油じゃなくて、めんつゆを使いました」 「煮込んで柔らかくして、あと、いろんな材料を使って彩り良くするために」 調理は順調に進んでいたつもりが…ちょっとしたハプニングも。 (生徒) 「今、レンコンの数が足りてなくて、もう一回ゆでることになりました」 肉巻きに使うレンコンが足りない!宅配の時間が迫る中、慌てて予備のレンコンを茹でていきます。 (生徒) 「でもなんとか間に合いそうです」 ■夏休みからメニューを考えた愛情弁当75個を宅配 興陽高校産の卵やほうれん草を使ったキッシュ。 千両茄子・鮭・エビのおろしあんかけなど、みんなで考えたメニューが仕上がっていきます。昼前に、彩り鮮やかな弁当75個が完成しました。 お品書きも生徒の手作りです。 さっそく生徒たちは地域に住む一人暮らしの高齢者に弁当を届けていきます。この日を楽しみにしていて、中には玄関の前で待っている人もいました。 (地域の高齢者) 「あー立派ですね。いつももう涙が出る思いです。寂しいのが少しは・・・」 (生徒) 「高齢者の方にあうようなものをみんなで考えて作ってきて喜んでもらえたので、とてもやってよかったなと思いました」 「(みなさんいい笑顔でしたね)はい、嬉しかったです」 夏休みから準備してきた弁当宅配の取り組み。地元の人たちのたくさんの笑顔に包まれ、生徒たちにとっても忘れられない一日となりました。
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