「健全営業を」大阪・ミナミのホストクラブなど126店に法令順守呼びかけ 大阪府警
ホストクラブで高額な売掛金(ツケ)を抱える女性客が売春などを強要される問題を受け、大阪府警などは23日、大阪市の繁華街ミナミでホストクラブやメンズコンカフェを営む経営者らを対象に合同説明会を開き、風営法をはじめとした関係法令の順守を呼びかけた。 説明会には126店舗の経営者ら約130人が出席し、府警保安課の平山信幸課長が「一人一人がルールを守り、健全な営業に努めてほしい」と求めた。 府警の担当者は関係法令について「客に売春をそそのかしたり、性風俗店を紹介したりする行為は売春防止法や職業安定法に抵触する」と説明し、「要相談」といった料金表示の違法性について注意を促した。 大阪労働局の担当者は労働基準法などホストの労働条件を巡る法令について「客の売掛金の未回収分を給料から勝手に天引きするといった行為は違法」と解説した。 説明会終了後、ホストクラブなどでつくる大阪飲食健全共同組合の東郷宏会長理事は「警察とは密接に透明な関係で、情報共有しながら運営していきたい」と話した。