Galaxy S24 UltraとBMWのコラボモデル、今年は香港から登場
ケースの1つは「BMW M phone case」で、BMW Mデザインのカーボン調仕上げ。BMW Mカラーのブルーとレッドのラインがスピード感を表しているようです。ケースだけでもBMWストアで販売してほしいと思えるほど質感も高い製品なのですが、現時点では別売は無いとのこと。なお展示品はケースにGalaxy S24 Ultraのモックアップが装着した状態なので、ケースの穴からカメラなどが見えています。
側面にはスリット状のデザインも入っています。スポーツカーをイメージしているのでしょう。
もう1つのケースは「BMW Suede phone case」。高級感も味わえるスエード素材で、BMWのロゴが型押しされています。背面の手触りも良く、滑り止め効果もあるので自動車のダッシュボードに置いても滑落しにくいでしょう。
スエードは背面だけで、側面はベースの樹脂素材のまま。艶消し素材なので落ち着いた印象です。
ネックストラップはストラップホルダーをケースとスマートフォンの間に挟み、ケース下部のUSB端子部分からストラップをひっかけるタイプのもの。ストラップは太い素材でしっかりしています。
そしてアタッシュケースとは別に付属するのが傘とタンブラー。これらは特筆するほどの機能などは無く。サムスンとBMWのロゴの入った特注品です。
今回のコラボモデルのようにケース類だけを限定で出すやり方はコストも抑えられますから、メーカー側にはぜひいろいろな企業とのコラボを進めてほしいものです。一方では中国メーカーが中国限定でパッケージにまで凝りまくった限定品を出しており、コレクターとしてはそれも気になるところです。いずれにせよ人と違ったスマートフォンが欲しい人や特定のブランドを好きな人にとって、コラボモデルは歓迎できる製品でしょうね。「次はどんなコラボスマホが出るのだろうか?」と期待されるよう、サムスンにはこれからもコラボ製品を出し続けてほしいところです。
■ 山根康宏 やまね やすひろ 香港在住の携帯電話研究家。海外(特に中国)のスマートフォンや通信事情に精通。IoT、スマートシティー、MaaS、インダストリアルデザインなど取材の幅は広い。最新機種のみならずジャンク品から百万円のラグジュアリーモデルまであらゆる携帯電話・スマートフォンを購入する収集家でもあり、その数はまもなく1,800台に達する。 公式サイト:http://www.hkyamane.com/
山根康宏