マグロに地魚…魚市場で初競り 初日は100種類20トンと例年並み 「去年は猛暑で値段は高め。この春の漁に期待」 静岡・沼津魚市場
伊地健治アナウンサー:「外はまだ真っ暗、いま午前4時50分です。ここは沼津港です。隣接している沼津魚市場では、すでに大勢の人が働いています。1月5日金曜日、きょうはこの場所で初競りが行われます」
祝いの三本締め「よぉ~」 伊地アナ:「いま5時45分です。間もなく初競りが行われます。このあたりには水揚げされたばかりの新鮮な魚が並んでいます」
沼津魚市場 山田士郎専務:「キハダマグロは伊豆諸島沖のもので、鮮度バリバリ、地物が並んでいる」
この日、沼津魚市場に並んだ魚はおよそ100種類、20トンと例年並み。そのうち地元て水揚げされたものは、およそ11トン。駿河湾などで獲れた新鮮な魚が多く並ぶのがこちらの市場の特徴です。
時間になると市場内のあちこちで競りが始まり、次々と魚が競り落とされていきます。
伊地アナ:「先ほど、高級魚アマダイの競りが行われて、1番大きなサイズがキロ1万1000円で競り落とされました」
沼津魚市場 山田士郎専務:「昨年は猛暑ということもあり、年末になってもまだ暖かい日が続いたことで、とれる魚がとれなかったり、漁が遅れるという状況。そんなことも踏まえて、値段は若干高めという推移で動きました。天候もいいようなので、この春の漁には期待している」 初競りは、ご祝儀相場も含めて、やや高めでしたが、漁獲量が上がってくれば魚の価格も下がってくるといいます。
そして、ここ魚市場にも、能登半島地震の影響が。 山田さん:「石川って来てないよね」 従業員:「来てない、来てない」 山田さん:「石川県氷見のブリやイカなど、向こうならではの良品がありますから、その辺が心配です」
毎年並ぶ石川県からの魚は、この日は届いていませんでした。