「生レバー」状態で販売か 中津の会社社長など逮捕 ホームページには「生レバーの風味を再現」大分
大分県中津市の加工食品会社の社長などが牛のレバーを十分に加熱せず、法律で禁止されている生食用の状態で販売した疑いで逮捕されました。 【写真を見る】「生レバー」状態で販売か 中津の会社社長など逮捕 ホームページには「生レバーの風味を再現」大分 この会社の商品は中津市のふるさと納税の返礼品になっていて、逮捕を受け、市は受け付けを停止しました。 食品衛生法違反の疑いで逮捕されたのは中津市の食肉加工業「Meフードシステム」の社長、桝田治基容疑者(66)と社員の濱田豊市容疑者(66)です。 20日朝、TOSのカメラは中津市の会社に捜索に入る京都府警の捜査員たちの様子をとらえていました。 逮捕された2人は牛レバーを国の基準で定められた加熱処理を施していない「生レバー」状態で販売した疑いが持たれています。 基準を大幅に下回る温度で加熱し、商品は生食用として販売が禁止されている「生レバー」の状態だったとみられます。 警察に京都市の飲食店でこの商品を提供しているという情報が寄せられ、商品を検査したところ、加熱処理が不十分であることが確認されたということです。
◆記者 「加熱が不十分だと分かって販売していたんですか」 ◆桝田社長 「いえ」 商品はホームページで、「生レバーの風味を再現」と記載され、34都道府県の飲食店などに販売され、会社は2023年度、1億円以上売り上げていたということです。2人は調べに対して容疑を否認していますが、警察はレバーの見た目が変わらないように基準を下回る温度で加熱していたとみて捜査しています。 一方、「Meフードシステム」の商品は中津市のふるさと納税の返礼品となっていました。今回の事態を受け、市は返礼品サイトから「Meフードシステム」のものを削除し、受け付けを停止しています。 市は「詳細が判明し次第、適切に対応する」とコメントしています。
テレビ大分