櫻坂46大園玲&的野美青、小林由依の卒業で実感「緊張感は無くしちゃいけない」
櫻坂46が、8枚目となるシングル「何歳の頃に戻りたいのか?」を2月21日にリリース。櫻坂46のすべての表題曲で歌唱メンバーを務める二期生・大園玲と、今作で初選抜となった三期生・的野美青の2人に、今作の注目ポイントやMV撮影の思い出、今後の展望などを語ってもらった。 【写真】フォトセッション中も仲の良さを感じさせた大園玲&的野美青 ■的野美青、初選抜に「うれしいと同時に不安な気持ちも」 ――的野さんは初めての選抜メンバーということですが、決まった時の心境を教えてください。 的野:うれしい気持ちと同時に、不安な気持ちもその半分くらいありました。自分自身でネガティブに考えてしまうことはどうしてもあるので、私が思っているようなことを同じように思う方もいらっしゃるんだろうなって。 でも、それは自分が頑張るしかないことなので、不安に打ち勝っていくべきだろうなと感じています。もちろん、選抜に入ることは目標として掲げていたので、うれしい気持ちも大きかったです。 ――初めて参加した表題曲のMV撮影はいかがでしたか? 的野:今までは三期生のメンバーとしかMV撮影をさせていただいたことがなかったので、雰囲気も違うのかなと緊張していましたが楽しかったです。2日間の撮影期間を、みんなで楽しくお話したりしながら過ごすことができました。フォーメーションの近い先輩方とは一緒でお話することも多く、前よりも距離感を縮めることができたんじゃないかなと思っています。 ■大園玲、MV撮影は「とにかく寒かったです(笑)」 ――大園さんは今回の楽曲をどのように感じていますか? 大園:イントロから格好良くて、自分の好きな曲調だなと思いました。サビの「最高の日々は終わった? 幸せな日々は消えた? 輝いた瞬間は遠く」と歌うところがリズミカルで、振りも気持ちいいですし、「夢を見るなら先の未来がいい」というポジティブなフレーズで曲が終わるところも好きです。 ――MV撮影の時の思い出があれば聞かせてください。 大園:とにかく寒かったです。3列目のメンバーがウエイトレスさんの役目で、お盆を運んだりしていたんですが、料理を運ぶステンレスのプレートが気温と共にキンキンに冷えていて、手の色が変わるくらい冷たかったです(笑)。周りのスタッフさんに毛布を準備していただいたりして、たくさん支えていただいて乗り越えました。 的野:ウエイトレスの衣装がすごく薄着だったんですよね(笑)。だから「今日、暑いね」と口に出すことで自分をだましながら撮影していました(笑)。 ■“年女”大園玲、髪の毛をばっさり「新しい気持ちになりたい」 ――ところで、大園さんはロングヘアをばっさりと切られましたね。 大園:髪形が変わって、ファンの方の前でパフォーマンスするのは由依さんの卒業コンサートが初めてになりました。その前に公開していたYouTubeのコメントでも感想を頂いていてうれしかったです。ライブをしてみて、髪は短い方が扱いやすいことを実感しました(笑)。 個人的には、似合うとか似合わないとかはともかく、2024年が年女であることをきっかけに「新しい気持ちになりたい」という思いで髪を切ったので、想像以上に皆さんが褒めてくださってうれしかったです。 ――髪を切ったこと意外に、お仕事の面で新しくやってみたいことは何かありますか? 大園:たくさんあります。MCアシスタントをやってみたいです。 ――「ラヴィット!」(毎週月曜~金曜朝8:00-9:55、TBS系)で日替わりMCをしていたことがありましたね。 大園:田村真子アナの代打をさせていただきました。MC席から見るスタジオの皆さんが本当に楽しそうで「ここから眺める景色っていいな」と思ったんです。 ■グループ加入から1年の的野美青「ついこの前なんじゃないかと」 ――的野さんは加入から1年がたちましたが、どんな1年でしたか? 的野:すごく早かったです。三期生のみんなと出会ったのがついこの前なんじゃないかと感じます。櫻坂46に入る前は毎日同じような生活をしていたのに、グループに加入してからは毎日が変化の連続で、新鮮な日々がずっと続いて、あっという間にこんなにた経ったんだなと感じます。 ――1年を振り返って、特に印象的なのはどんな出来事でしょう? 的野:「自分が櫻坂46に加入したんだ」と実感したのは、ライブなどで実際にファンの方とお会いした時ですね。もともと私もファンだったので、そういう時に「世界が本当に変わった」と思いました。自分がアイドルになるとは想像もしていませんでしたが、楽しいことが多すぎて、私はもうこっちの世界じゃないと生きていけないと思うくらいです(笑)。 ■小林由依卒業に大園玲「気付かないうちに気持ちは準備できていた」 ――2月1日に行われた一期生・小林由依さんの卒業コンサートの感想も聞かせてください。 大園:卒業を最初に聞いた時は寂しかったですが、自分でも気付かないうちに「由依さんがいなくなったらどうなるんだろう」と気持ちは準備できていたように思います。 卒業コンサートでの由依さんは本当にすがすがしい表情をしていました。涙を流す姿はリハーサル期間から全然見掛けなかったので、「やりきった」という気持ちでいらっしゃるんだなということが、残る自分たちにとってもうれしかったです。そんな由依さんを見て、改めて自分も頑張ろうと思えました。 ――一期生メンバーが一人一人卒業していく中で、大園さんは二期生メンバーとしてグループに対してどのような思いがありますか? 大園:由依さんだけでなく、一期生さんの皆さんはいらっしゃるだけでグループに対して緊張感を与えてくれていたと思うんです。そういうピリッとした空気のようなものを無くしちゃいけないということをすごく感じています。 ■的野美青、1日目は「家で大号泣してました」 ――的野さんは、体調の影響で卒業コンサートは2日目の一部で登場となりました。 的野:1日目は家で配信を見ていて、大号泣してしまいました。残り2日間しかない、櫻坂46として踊る由依さんの姿を最後に見られないというのが悔しくて、2日目には客席からでもいいので行きたいと思っていました。 結果的に、アンコールだけでも参加することができて、ドレス姿も見られたので、本当に良かったです。本気で休んで、気合いで治しました(笑)。 ――コンサート後にもお話はされましたか? 的野:内容のあるような話というより、ひたすらくっついていました(笑)。 大園:由依さんが一人ずつにプレゼントとお手紙を用意してくださっていて、それを頂く時に少しお話ができました。お手紙の内容がすごくうれしくて、お守りにしようと決めました。毎日バッグの中に入れています。 ◆取材・文=山田健史