【川崎が名古屋の5バックを攻略できなかったワケとは(2)】“分かっていた速さ”を修正できなかったことが「試合の大きなポイント」に……「失点する前に、永井選手の攻撃を修正したかった」
「動揺しないで、やり続けよう」 川崎フロンターレの鬼木達監督は、1点を追うチームにこう呼びかけた。 ■【動画】長谷川健太監督が名古屋―川崎戦の大きなポイントになったと振り返った「永井謙佑の“オフサイドゴール”場面」■ その失点は、スーパーゴールだった。川崎フロンターレが名古屋グランパスと対戦したJ1リーグ第31節の前半34分、ペナルティエリアの外でボールを持っていた永井謙佑は、目の前にいた橘田健人もゴールを守っていたチョン・ソンリョンも関係なく見事な弾道のシュートを決めてみせた。スタジアムに駆け付けた名古屋サポーターの反応もやや遅れるほどのゴラッソ。名古屋がこの得点で勢いづいたのは明白だった。 永井謙佑の速さは、川崎にとって守備をする上での大きな要素だった。そして、失点の前にも同じコンビネーションからゴールを許しかけていた。それは前半9分頃の場面で、椎橋は川崎陣内でスルーパスを送る。永井はここでも快速を見せて右CBと右SBの間を突いてシュート。ゴールネットを揺らしたものの、わずかにオフサイドの判定となっていた。 2つのパスを出した椎橋慧也は、「多少浮いてても、(永井)謙佑さんならやってくれると思うので、ちょっと雑になっても出せるようにしたい」と絶対的な信頼感を根拠に、常に狙い続けたという。
■試合を分けた大きなポイントは
永井の”速さ”という分かりやすい武器――。これが試合の勝敗に大きく影響したと、両指揮官も感じている。 長谷川健太監督は「ケンスケの取り消しになったシュートぐらいから、川崎も少し前に行けなくなってきたのではないかと思います。取り消されましたが、逆に押し返せたというのが、自分たちの流れに持ってこられた大きなポイントになったのでは」と分析。名古屋の速さが川崎にとって脅威になったと感じていた。 鬼木達監督も、「自分たちの立ち上がりは決して悪くなかった」としたうえで、「相手の狙いである背後をシンプルに突かれて、そこから全体が重くなって間延びしてしまいました。分かっていてもやられているシーンが多かった。非常に悔しい思いです」と悔やんだ。 それは、ピッチ上の選手も同じ。蔚山戦から続けての先発となった三浦颯太も、「相手は取ってからすぐ一本のカウンター(を狙っていたので)、失点する前に、永井(謙佑)選手の攻撃を修正できればよかった」と、早い段階での対応をできなかったもどかしさを言葉にした。 「ひとつひとつ学んで、しっかりと結果に結びつけていきたい。ここからは本当に結果が大事」 鬼木達監督が試合総括をこう締めたように、この敗戦を次につなげるしかない。次戦は、ホームゲーム。アルビレックス新潟から、勝点3を掴み取る。 (取材・文/中地拓也)
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