<リオ五輪速報>坂井が男子200mバタで銀メダル
リオ五輪競泳の男子200mバタフライの決勝が9日(日本時間10日)、現地で行われ、坂井聖人(21、早大)が銀メダルを獲得した。優勝は、歴代最多19個の金メダルを獲得している世界記録保持者のマイケル・フェルプス(31、米国)。400m個人メドレーで銅メダルを獲得していた瀬戸大也(22、JSS毛呂山)は5位入賞を果たした。 スタートは珍しく仕切りなおしとなったが、瀬戸がスタートから飛ばす。50mのターンは瀬戸が3番手。フェルプス、シェーを追う。100mのターンでは、トップ集団のペースが上がってきた。最後の50mでは、フェルプスが抜けだしたが、力をためていた坂井が猛烈に追撃。1分53秒40の自己ベストを叩きだして2位に入った。坂井は五輪初出場での快挙。 レース後、坂井は、「すごくしんどくて。ラスト(フェルプスを)させたらと思っていたので(金ではなくて)悔しい気持ちもありますが、2位なんで凄くうれしいです。泳ぎ終わってすぐなんで、コメントがしづらいですが、感謝の気持ちが強い」と上気した表情で語った。 表彰式後には、メダルの感想を尋ねられ、「重いですね。瀬戸さんに個人メドレーのメダルをかけさせてもらったのですが、ズッシリと重くて、取りたいなと思って、今日を迎えていました。フェルプスと一緒の表彰台? 憧れの選手であり、尊敬する選手でもあるので、一緒に表彰台に立てただけでも、感謝して嬉しく思う。素直に嬉しいです。」と、さわやかな笑顔で銀メダルの重みを味わっていた。