「権力を握るためには魂を売らねば」 日本でも公開中、韓国のヒット政治映画が描いた「悪魔の取引」
韓国でヒットした映画『対外秘』(イ・ウォンテ監督)が今月15日、日本でも公開された。2023年1月、ソウルであったメディア試写会後の記者懇談会で、イ監督は「権力の本質を語りたかった」と述べていた。韓国・釜山日報の当時の記事を紹介する(釜山日報は23年2月20日に記事を公開しています)。 ■主演俳優が語る『対外秘』欲望と野心のために魂売る場面「本当に怖かった」【写真】 「古い書物を読むと、権力や人間の欲望に関する話は、昔も今も大きく変わらないように感じます。この映画もそれと同じ流れの上にあると考えています」(イ監督) 韓国では23年2月1日に公開された『対外秘』は、万年議員候補のヘウンが韓国を揺るがす極秘文書を手に入れ、政界を裏で牛耳るスンテと、ギャングのピルドと熾烈(しれつ)な争奪戦を繰り広げる様を描いている。舞台は1992年の釜山。英語の題名は『The Devil's Deal』(悪魔の取引)だ。 イ監督は「政治家を目指す人物が主人公であるため、政治映画に見えるかもしれませんが、英題には映画のテーマが盛り込まれています」と語った。さらに、作品の後半で「権力を握るためには魂を売らねばならない」というセリフが登場することに触れ、「この英題は本作の内容にぴったりだ」と説明した。 ナム・ユジョン記者 ▼主演俳優が語る『対外秘』欲望と野心のために魂売る場面「本当に怖かった」…記事全文は(オススメ記事)から▼