2022年混合ダブルス優勝の柴原瑛菜、女子ダブルスで新たなペアと1回戦突破
◆テニス 全仏オープン(1日、パリ・ローランギャロス) 【パリ1日=吉松忠弘】2022年混合ダブルス優勝で、東京五輪女子ダブルス代表の柴原瑛菜=橋本総業=が、昨年女子ダブルス優勝の王欣瑜=中国=とのペアで1回戦を突破した。米国ペアに対し、7-5、6-4のストレート勝ちとなった。 女子ダブルス世界ランキングで王は、柴原の24位よりも上の16位。2人で組んだことで、第10シードがついた。王は、昨年、台湾の謝淑薇と組んで、ノーシードながら優勝。今年は、柴原からのペアの頼みを王が快諾した。 柴原が身長173センチで、王は182センチと、アジア女子にしては大型ペアだ。対戦相手も180センチ超えながら、「自分のプレーに集中した。いいネットプレーもできた」と、パワフルな打ち合いを制した。 昨年までは、青山修子とのダブルスで、2023年全豪準優勝など活躍した。今年はシングルスに重きを置くため、青山との固定ペアを解消した。その青山とのコンビがパリ五輪で復活しそうだ。 高田充五輪代表監督は「青山とのペアは(代表に)入れると思う」と、東京五輪でも代表になったペアの出場は想定内だ。柴原は「いい結果を出せると思う。金メダルを目指して頑張りたい」と、2度目の五輪に意欲満々だ。
報知新聞社