「家に帰らなかった」挫折、読書、猫…ティモンディ前田裕太の人生に影響を与えたものとは【インタビューまとめ】
3.「カプセルホテルやネットカフェで十分だった」ティモンディ前田が、家に帰るようになった理由
大の猫好きとしても知られるティモンディの前田裕太さんは現在、「ノエル」と「リオン」という2匹の猫と暮らしている。きっかけは2021年のことだった。 「いずれは飼いたいと思っていたのですが、ロケで出会ったブリーダーさんから『高齢を理由に引退を考えているブリーダーがいて、今年生まれた子たちの引き取り手を探している』とお話をいただきました。ぜひ迎え入れたくて、当時住んでいた家がペット不可だったので、早速引っ越しをしました」 しかし、実際に猫を飼い始める前に、前田さんは奇妙な生活を始める。 「まずは予行練習として1ヵ月間、架空の猫を育てました(笑)。とりあえずケージやごはんを用意して、お水も置いて、トイレの猫砂を洗ったり猫にブラシをかけるフリをしたり。はたから見たら、ヤバいですよね(笑)」 「ふゆ」と名づけたその“イマジナリー猫”との暮らしは、自身の生活リズムで猫の世話が十分にできそうかを確認するためのシミュレーションだった。結果、大丈夫という手応えを感じて、猫を迎え入れることに。それがラグドールのノエルで、半月後、別のブリーダーからの紹介でスコティッシュフォールドのリオンも引き取る。本物の猫2匹との生活は、前田さんの考え方にある変化をもたらした。