コールドプレイ、ツアーでトラヴィス・スコットをカバーし本人が反応
コールドプレイが、記録を打ち立てている【ミュージック・オブ・ザ・スフィアズ・ワールドツアー】の中で、セットリストにサプライズでカバー曲を取り入れてきた。現地時間11月10日、豪シドニーのアコー・スタジアムで開催された4公演の最終公演では、予想外にもトラヴィス・スコットの楽曲を披露し、スコット本人から称賛の言葉を受けた。 SNSに投稿された映像で、コールドプレイのボーカル、クリス・マーティンが「僕のお気に入りのトラヴィス・スコットの曲は“Goosebumps”です」と話すと、パフォーマンスはスコットの2016年の2ndアルバム『バーズ・イン・ザ・トラップ・シング・マックナイト』に収録されているこのケンドリック・ラマーとのコラボ楽曲に突入する。 「I get those goosebumps every time(毎回鳥肌が立つ)」と、アコースティック・ギターを背負ったクリス・マーティンがささやくように歌いながらステージを駆け上がり、ギタリストのジョニー・バックランドがロックなソロを弾き始めると、会場は一気に盛り上がりを見せた。この思いがけないカバーに対し、スコットがXに「これだ」とコメントし、ヤギの絵文字を添えて称賛の意を表した。 「Goosebumps」は、2017年にスコットが米クリーブランドで同曲を15回連続で披露し、その1週間前に自身が記録した14回連続披露のギネス世界記録をさらに更新したことで知られている。また、スコットはこれまでにも歌詞でコールドプレイに言及しており、2016年の「Way Back」では「その音でぶっ飛ぶんだ/コールドプレイみたいに」と、さらに2023年の「Til Further Notice」でも「コールドプレイをもっと聴いてる、この世界はコールドだ」と歌っている。ファンの間でも話題となり、「A Sky Full of Goosebumps」や「Viva La Goosebumps」といった双方の楽曲をマッシュ・アップした二次創作が投稿されている。 【ミュージック・オブ・ザ・スフィアズ・ワールドツアー】ツアーは、現地時間11月13日よりニュージーランドのオークランドにあるイーデン・パーク・スタジアムでの3公演を控えている。その後2025年1月9日からアラブ首長国連邦のアブダビにあるシェイク・ザイード・スタジアムでの4公演で再開する予定だ。