「AiスモークMAX」と「Qi10」を打ち比べ。話題の外ブラ2本の「スタンダードモデル」の完成度はいかほど?
『週刊ゴルフダイジェスト』2024年2月20日号の巻末カラーページでは「最新ドライバー研究 スタンダードモデル編」と題し、いわゆる『スタンダード』といわれる国内外の最新ドライバーの打ち比べを実施。「みんゴル」ではその一部として、国内外の最新スタンダードモデル13本の中から、話題の2本、キャロウェイ『パラダイム Ai スモーク MAX』とテーラーメイド『Qi10』の打ち比べを掲載! 試打は『週刊ゴルフダイジェスト』でお馴染みのギアに造詣も深く、自らの試打データを弾道計測器並みの正確さで予測できる勝又崇之プロだ。
「『スタンダードモデル』にはメーカーの本気度を感じます」(勝又プロ)
近年では多くのブランドが「スタンダードモデル」、「ツアーモデル」(ロースピン・操作性)、「イージー」(ドローバイアス・大慣性モーメント)、そして2024年2月13日号で取り上げた「軽量モデル」の4タイプをラインナップするようになりゴルファーの選択肢は広がった。 しかし、シリーズの中核をなすのは、やはり基準となる「スタンダードモデル」だと勝又プロは言う。 「打ち比べるとわかりますが『スタンダードモデル』にはメーカーの本気度を感じます。『スタンダード』というだけあって、幅広いゴルファーにマッチするように考えられており、シャフトやウェイトを替えてカスタマイズできる。競技に出るような上級者こそ、そうやって自分に合わせて使ってほしいですね。片や普通のアマチュアもやさしいシャフトを入れれば十分に使いこなせるモデルばかり。オートマチックのやさしさと、マニュアルの操作性のいいとこ取りをしたバランスのいいモデルと言えるでしょう」(勝又プロ)
明らかに進化したカーボンウッド。やさしく万人向けの『Qi10』
とくに『Qi10』は万人受けするタイプ。ウェイトは固定式ですが、これはウェイトをいじらなくても誰にでも合うというテーラーメイドの自信の表れだと思います。いい顔をしていて、つかまりもよく、打感は軟らかいのに初速が出る。本当に幅広いゴルファーが使えるモデルに仕上がっています」(勝又プロ) 『Qi10』の試打データ ※試打スペックはロフト角10.5度、シャフトはディアマナBLUE TM50 キャリー●268.9Y 総距離●279.5Y ヘッドスピード●50.3m/s ボール初速●71.6m/s 打ち出し角●12.5度 スピン量●3179rpm 高さ●43.2Y
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