工場見学で大正知って! 区が全国初の修学旅行ツアー企画事業
修学旅行生受け入れで、若手社員にも変化が
修学旅行生の生徒らの反応もよかったが、それと同時に受け入れを担当する各企業の若手社員にも変化があらわれはじめた。自分の会社の事を生徒に伝えるため、その社員らも伝えるために、様々な勉強を繰り返し、再度自分の認識を洗いなおす機会にもなっているという。 近藤さんは「企業には間違いなくご負担をおかけしているかもしれませんが、まじめに聞いてくれる生徒をみて、社員さんもモチベーションがあがると気合いが入るそうなんですよ」と話す。 大正区内だけでも、この区が造船で始まり、その技術が自動車や鉄鋼関係へつながり、その技術が脈々と受け継がれていることを知る人は少なくなっているのも現状だ。「区内企業が誇りを持って、ものづくりに携わることができる」「区民が大正を誇りに思えるように」とのコンセプトを胸に、この様子を発信。修学旅行生はもちろん、大正区内に住む若い世代にも自分の街の良さを知ってもらい、大正で育ってもらえるようにすることも、全国初の取り組みの当面の大きな目標となりそうだ。