【バスケ】三遠ネオフェニックスの大黒柱コティ・クラークが見せる優勝への自信「必要なものはそろっている」
約2週間のバイウィーク(休止期間)を経て、20日からレギュラーシーズンが再開するBリーグ1部。三遠ネオフェニックスはリーグ1位となる平均89.8得点をあげるオフェンスを武器に、ここまで34勝8敗と中地区首位を独走中だ。すでに同地区2位のシーホース三河に8ゲーム差をつけるなど、2016-17シーズン以来のチャンピオンシップ(CS)進出を射程圏内にとらえている。 そんな躍進を遂げたチームのオフェンスをけん引しているのがコティ・クラークだ。今シーズン名古屋ダイヤモンドドルフィンズから三遠に移籍したクラークはここまで全42試合に出場し、平均16.7得点8.1リバウンド4.6アシストを記録。チームのエースとして大車輪の活躍を見せている。 大黒柱としてチームを支えるコティ・クラークが、今季のチームの成長や優勝するために必要なことなどについて語ってくれた。
どれだけ一貫性を持ってプレーできるか
―周りの選手の成長について 選手の成長は人それぞれだと思いますが、物事をかみ砕いて理解する時間は人それぞれでかかるものだと思います。今は4、5人のベテラン選手がいて、他は若い選手がいる中で、そういうところをみんなで時間をかけて細かい部分や戦術を理解していっています。 それはメンタルやフィジカル的にも時間がかかるんですけど、ビデオを見返してどこで何をしないといけないのかなどを確認しているので、全体的にはみんなが成長していると思います。最終的にここからピークを迎えるときに時間をかけてやったことが役に立つときが絶対に来るので、それがポジティブな影響に変わればいいかなと思っています。 ―各地区の上位との対戦を経て、残りの試合での改善点 ほとんどのトップチームというのは長年メインの選手が残っているチームで、一緒に長くプレーしている選手が多い。勝ち負けや失敗、成功などの経験をたくさんして、その中でケミストリーが出来ていて、誰に何をさせるか、どこでアタックするかなど、細かい部分まで分かっている経験のあるチームだと思っています。 あとはチームの理念や文化をしっかり分かっている選手たちがいる中で、僕たちはその経験がない選手の集まりなので、まだケミストリーを作っている段階です。経験のないチームがトップチームと戦っていくときに大事だと感じているのは、「どれだけ一貫性を持ってプレーできるか」だと思います。 でも、トップチームに対して1勝1敗だったり、川崎、琉球に対しては負け越してはしまったんですけど、勝てているチームはもちろんあるので、どういうふうにやったら勝てるのか、相手が何を抑えてくるのかとか、そういうところはレギュラーシーズンを通して分かってきているところです。だからこそ、CSになったらどれだけ自分たちが自分たちのやるべきことに一貫性を持って遂行できるかが鍵だと思います。 最終的にはレフリー、ファン、戦略などを別にして、勝ちたいという欲が強い方が勝つということは分かっているので、CSになればそういう部分が大事だなと感じています。