純白の仏炎苞が美しい ミズバショウが見頃 三重・松阪の波瀬植物園
三重県松阪市飯高町波瀬の波瀬植物園で、ミズバショウが見頃を迎えている。訪れた人たちは足を止めて写真を撮るなどして楽しんでいる。 ミズバショウは、サトイモ科の多年草。5~7月に湿原や樹林の下の湿地に大きな群落をつくる。白い花びらのように見えるものは仏炎苞(ほう)と呼ばれる葉の一種で、中心部の円柱部分の花軸に付く黄色い一粒一粒が花。花が終わると高さ80センチほどにもなる大きな葉を付けるが、この葉や実は冬眠明けのクマの貴重な食料となるという。 同園によると、園内には約500株が生育。3月末ごろから咲き始め、今月下旬まで楽しめるという。 他にもドウダンツツジやイカリソウ、オオカメノキなどの春の花を楽しむことができる。 開園は午前8時~午後5時。無休(臨時休業あり)。中学生以上300円、小学生100円、未就学児無料。