ギャンブルで勝つためには、負けてる人たちがやらないことをやるしかない【じゃいの人生は最高のギャンブルだ】第106回
では質問にいきましょう! まあいわゆるギャンブル依存症ですよね。理想論で言えば、これは世の中から無くなって欲しいものではありますが、ハッキリ言います、これは今後も無くなりません。 ギャンブル依存症を無くす唯一の方法は、この世からギャンブルを無くすことだけです。すなわちほぼ無理です。 国や組織がギャンブル依存症を無くすため、ギャンブル依存症が増えないように対策を練る、なんてことはほぼほぼ綺麗事です。 ただ、個々で言えばギャンブル依存症から足を洗うことは可能だとは思います。自分自身でしかギャンブル依存症を治せないと思ってくれても構いません。カウンセリングなどもあるかもしれませんが、最終的には自分の意思です。 ギャンブルで負けてる人が多いというのは当たり前のことです。胴元がいないギャンブルなら還元率100%になりますが、基本的には還元率は100%を下回ります。胴元がプラスになる分、誰かが必ず負けるのです。 勝つためには、どうすればいいのか。負けてる人たちがやらないことをやるしかありません。 勝つためには戦略が必要です。 運が良ければ勝てる? それで結果を残している人もいるかもしれませんが、その考えは捨てた方がいいです。これはギャンブルに限らずです。 ギャンブルで勝つことは難しいです。たとえば、なんの勉強も努力もしないで東大に受かる人はいません。努力したからといって受かるとも限りません。それと同じです。ギャンブル=運だと思っている人が多いから、同じように考えられないのでしょう。 運でも勝てることがある、そのいたずらが、皆さんを落とし穴にはめているのです。 僕は「自分の予想は当たる」とか「予想が上手い」とか、そんなことを自分で思ったことはありません。 だけどね、カッコよく言わせてください。 「勝ち方を知っている」 ただそれだけなのです。
なので、勝ち方が分からないものには手を出しません。勝ちへの道筋が見えた時に、初めてそのギャンブルに手を出します。 そして、その道筋は、いつまで経っても完全に見えることはありません。 だから、常に伸び代があると思っていますし、もっといい勝ち筋を探したい。その気持ちが無くなってしまうと人は成長しません。これは人生においても大切なことだと思います。 60歳になってもやり直す途中とのことですが、素晴らしいと思います。 人は必ず失敗をします。失敗の大きさや頻度は人によって違いますが、失敗しない人はいません。当然僕も数々の失敗をしてきています。 「失敗は成功の母」 まさにその通りです。失敗をしたかもしれない。だけど、その失敗を繰り返さないためにどうすべきかを考えることが成長に繋がるのです。諦めるなんて気持ちは、死ぬまで不必要です。周りもそんなあなたの成長を見ていると思います。 PS:麻雀やポーカーなどの対人ゲームにおいて、一流の人は間違いなく勝つことが出来ます。超一流は誰が勝つか、誰が負けるかをコントロールできます。 ☆じゃいさんに相談したい悩み事を募集します! ペンネーム・性別、相談に必要な情報(年齢や職業など)があればそれも明記し、以下アドレスまで相談内容をメールでお送りください。じゃいさんが「ギャンブル的思考」でアドバイスします! 【jay_sodan@shueisha.co.jp】まで! じゃい1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には9370万円の馬券を的中させたことも。『稼ぐメンタル ギャンブルで勝ち続ける「ブレない」心の作り方』(KADOKAWA)など著書も多数。 構成・撮影/キンマサタカ