【日本ハム】新庄監督「5回までに3、4点を取ってくれる想像で組んだ」超重量打線ハマらず敗戦
<日本ハム2-6楽天>◇23日◇エスコンフィールド 日本ハム新庄剛志監督(52)が繰り出した「超重量打線」がハマらなかった。 10安打を放ちながら11残塁で2得点に終わった打線。指揮官は悔しい敗戦直後、自ら切り出した。 新庄監督 昨日の夜に(楽天先発の)藤井君の映像を見ながら、照らし合わせながら打線組んで、なんかしっくり来たんですよね、今日の打線は。5回までに3、4点を取ってくれる想像で組んだんですけど、打てませんでしたねぇ。 1番から万波、マルティネス、水谷、レイエスと重厚感あふれる打線を組んだ。その4人で5安打3四球と8度出塁したが、5回までに1得点。直感だけでなく、分析した上での「勘ピューター」発動だったが、この日は不発に終わった。 先発加藤貴も要所を締められなかった。新庄監督は「全部、打たれたのは高かった。加藤君らしくないところ」と振り返ったが、序盤から打線の援護で加藤貴を盛りたてたかったのが当初のプラン。「まあ打線が先に点を取ってくれたらね、加藤君もいいピッチングをしてくれる投手なんで。先に取りたかったですね、点を」とかばった。 これで3位ロッテと引き分けた首位ソフトバンクとは今季最大の「10」ゲーム差となった。まだ66試合目で、残りは77試合。日本一に輝いた8年前の16年シーズンは、同時期に「11・5」差をつけられたソフトバンクを最終的に逆転してリーグ制覇を果たした。シーズンは長い。まだ貯金も4つある。なんとか背中が見えているうちに、首位との距離を詰めていきたい。【木下大輔】