講釈師として初! 国立能楽堂での独演会『貞鏡傳~一龍斎貞鏡ひとり会~』
映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。 【水先案内人 橘蓮二のおススメ】 昨年10月に真打ち昇進を果たした一龍斎貞鏡先生が講釈師としては初、能楽の聖地・国立能楽堂の舞台に挑む公演『貞鏡傳~一龍斎貞鏡ひとり会~』が5月4日(土・祝) 13時より千駄ヶ谷・国立能楽堂にて開催される。 静謐な胎動を感じる能楽の舞台には寄席・演芸場とは異なる神が存在している。そんな神宿る空間では技術と共に演者の高い精神性、つまり芸道に対峙する表現者としての生き方が問われる。公演を前にした「夢にまで見た国立能楽堂での独演会。講談の独演会は国立能楽堂史上初めてのことで武者震いがいたします。【一龍斎貞鏡伝】という長いお物語の幕が開きます」の言葉には高座にかける一途な想いと講釈師の矜持が屹立している。 凛とした美しさと切れ味鋭い語り口が“場”に融和する時、芸能の神は優しく微笑みかける。風薫るゴールデンウィークの昼下がり講談ファンのみならず全ての演芸ファンにオススメです!お見逃しなく! <公演情報> 『貞鏡傳~一龍斎貞鏡ひとり会~』 5月4日(土・祝) 東京・国立能楽堂 開演 13:00 【演目】 講談『那須与一 扇の的』 講談『幡随院長兵衛 芝居の喧嘩』 講談『忠臣義士 二度目の清書』