性的暴行疑惑は「捏造」と主張 トランプ氏討論前に焦りか
【ニューヨーク共同】トランプ前米大統領は6日、ニューヨーク連邦地裁の陪審が認定した女性作家への過去の性的暴行は「政治的な理由による捏造だ」と主張した。ニューヨークのトランプタワーで記者団に語った。 大統領選で共和党候補のトランプ氏は10日に民主党候補ハリス副大統領と初の討論会に臨む。女性で元検事のハリス氏はトランプ氏を厳しく追及する構えで、トランプ氏は女性票離れに焦りを募らせているとみられる。 ニューヨークの連邦高裁で6日、女性作家ジーン・キャロルさんが強姦と名誉毀損でトランプ氏を提訴した裁判の控訴審があり、トランプ氏側は性的暴行を認め、総額500万ドル(約7億1500万円)の支払いを命じた一審判決の棄却を求めた。トランプ氏自身も出廷した。 一審は強姦を認めなかったが、同意のない性的接触があったと認定。トランプ氏は記者団に「一切彼女に触っていない。そのようなことは起きてない」とまくし立てた。
トランプ陣営はトランプタワーで記者会見すると説明していたが、記者の質問を受け付けなかった。