エミューが道路をのんびり散歩 飼い主の下から2度目の脱走/台湾・台南
(台南中央社)南部・台南市安平区の漁光島で23日、大型の鳥が道路を歩いているのが発見された。その後、鳥は近隣の住民が飼育するエミューで、2度目の脱走であることが分かった。通報を受けた同市農業局が委託した業者により、保護されている。 市の外交顧問を務める日本人の野崎孝男さんも発見者の1人。野崎さんは中央社の取材に対し、早朝にランニングをしていた際にエミューを見つけたとし、人を怖がる様子はなく、のんびりと歩いていたと話した。 漁光里の林寧峰里長(町内会長)によれば、飼い主はエミューが逃げ出したと自主的に通報。エミューが再び脱走し、交通安全に影響を及ぼしたり、けが人が出たりするのを心配し、飼育を続けないと話しているという。 同市農業局の職員は、エミューは現在、委託した業者が管理しており、飼い主が飼育を継続しないのであれば、引き取り希望者との仲介を手助けすると説明した。 エミューはオーストラリアに生息する、世界で2番目に大きい鳥。飛行はできないものの、走るスピードは時速50キロに達する。 (楊思瑞/編集:田中宏樹)