グンゼ入社後も描き続け磨いた画力 80歳OB男性が京都府綾部市で絵画展
グンゼOBで絵画制作に励む上垣武士さん(80)=京都府綾部市=の作品展「八十一歳の道しるべ」が、京都府綾部市青野町のグンゼ博物苑集蔵で開かれている。ふるさとの風景など優しい色づかいの65点が並び、来場者を楽しませている。 【地図】グンゼ博物苑集蔵がある京都府綾部市 同市今田町に生まれ、幼少期から絵を描くことが好きで綾部高時代は美術部に在籍。卒業後の1962(昭和37)年、グンゼに入社した。スケッチブックを肌身離さず、「絵日記のように毎日」描いたという。南フランスなどの欧州や中国にスケッチ旅行に出かけ、画力を磨いた。 作品は水彩画をはじめ、パステル画や泥水絵画、クロッキーなど。ヒマワリなどの花をはじめ、地元の四尾山や滋賀県高島市のメタセコイア並木、大阪府吹田市の万博記念公園などの風景を穏やかな色で表している。花器や茶わんの陶芸作品も並ぶ。 上垣さんは「ふるさとの優しい色づかいを見てほしい。100歳人生の時代。見る人の生きる力にもなってほしい」と話す。 4日まで。午前10時~午後5時(最終日は同3時)。無料。