羽田JAL機炎上事故 管制官と海保機のやりとりが焦点
最終的には管制官と海保機のやりとりが焦点
飯田)映像を見ると、羽田空港の海側の C滑走路に、最終着陸態勢に入ってきた日本航空の航空機が本当に接地した、あるいは接地直後くらいに炎が上がったという形でありました。目視で「滑走路に何かある」という時に、もう1回エンジンをふかして(上昇して)いくという(対応の可能性という)ことは、どうだったのでしょうか。タイミングはなかなか難しかったでしょうか。 潮)その時点の機長の判断ということになるとは思いますが、自衛隊機などであればそのような訓練も普段からしていますので、そういった対応をしたかもしれませんが、大型の機体でもありますし、おそらくギリギリまで判断を迷ったのではないかなとも思いますが、もしかすると何らか理由で見えてなかったということもあるかもしれませんので、まだ軽々には判断できないポイントです。 佐々木)(JAL機は)ものすごい勢いでいきなり炎上してるんですが、燃料に引火したということなんでしょうか。 潮)なぜこういうことになったのかということについては、まさに複合的な理由ということになるんだろうと思いますのでまた断定的にはなかなか難しいと思いますが、いずれにせよ滑走路上に複数の航空機がいるという時点でそれがあってはならないことですので、最終的にはその管制官と海上保安庁の機体のやりとりということが焦点になるんだろうと思います。 飯田)今後の原因究明の行方ですが、記録は様々残ってるということでしょうか。 潮)フライトレーダーその他、確実に記録されているだろうと思いますので、今後様々な情報が開示されていくということになるんだろうと思いますが、今回の(海保機の)目的が能登半島地震の救援のためということなので、皆さん一刻も早く届けたいという、いわば「善意」が今回の事故に影響を与えたのではないかと考えると悲しくなりますね。