「人工超知能」実現へ総力 ソフトバンクG総会で孫会長
ソフトバンクグループ(SBG)は21日、東京都内で定時株主総会を開いた。 孫正義会長兼社長は、生成AI(人工知能)の進化で人類の1万倍の知的レベルを持つ「人工超知能(ASI)」の時代が10年以内に来ると指摘。ASI実現に向けて「(半導体)チップとデータセンター、ロボットにグループの総力を挙げる」と語った。 【写真】ソフトバンクグループの定時株主総会の入場を待つ株主ら 今後、人類を全方位で上回るという汎用(はんよう)人工知能が3~5年で実現し、その相互作用でASIが生まれると説明した。 孫氏は、過去にAI半導体で高いシェアを誇る米エヌビディアと生成AIを手掛ける米オープンAIに対し、それぞれ買収と出資を提案していた事実も明かした。総会では、孫氏ら取締役9人の再任など2議案が提出され、いずれも承認された。