77日ぶり勝利のパルマ、決勝点を呼んだビッグセーブのGK鈴木彩艶が現地で高評価!ペッキア監督「試合の行方が転がるエピソードで楽になった」 | セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】パルマに所属する日本代表GK鈴木彩艶は、9日のセリエA第12節のヴェネツィア対パルマ戦(1-2)に出場し、現地で高い評価を受けた。 【動画】鈴木彩艶が好セーブ連発!
セリエA第11節では、残留争いのライバルであるジェノアに0-1とホームで痛い敗戦を喫したうえ、中盤の要のMFアドリアン・ベルナベをケガで失ったパルマ。9日、今度は、昇格組ヴェネツィアとの直接対決に臨むと、敵地で1-2と逆転勝利を収め、ミラン戦以来、77日ぶりの白星をつかんだ。 パルマは、この結果、勝ち点「12」で13位へと浮上し、指揮官ファビオ・ペッキアが『DAZN(ダゾーン)』のインタビューで試合を振り返った。パルマ指揮官は、17歳のDFジョヴァンニ・レオーニや長期離脱から復帰したばかりのFWアドリアン・ベネディチャクらをスタメンに抜てきするなど、チームを総動員して手にした勝利を喜んだ。 「今日の試合は、これまでとは異なり、戦いだった。試合の行方がどちらに転がるかを決めるエピソードによって楽になったが、選手たちは素晴らしいチーム力を示してくれた。今日は(来月の誕生日で)18歳の若者(レオーニ)も起用したが、チームが総動員でプレーして欲しいという私の意思を示すものだった。チームでつかんだ勝利だ」 「若手が多く、素晴らしいポテンシャルを持ったチームだ。私とスタッフの任務は、選手個人の能力を高めながら、試合に勝ってポイントを獲得していくことだ。しかしわれわれのピッチにおける方針や振る舞いを見失ってはならない。困難の時もやって来るだろうが、チームはあらゆる場面に立ち向かう準備をしておかなければならない。これがセリエAの戦いだ」
彩艶は勝利を呼び込むビッグセーブで高評価
GK鈴木彩艶は、9月末のレッチェ戦から8戦連続で先発。パルマの決勝点の直前の1-1の場面で、ヴェネツィアの決定機をビッグセーブで阻むなどしてチームの勝利に貢献した。 イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』は、そんな日本代表GKのパフォーマンスを「7」と採点し、高く評価した。「勇気があり、効果的でもあった。(フランチェスコ)ザンパーノの場面で救った」と賛辞を贈った。 大手メディアの『Sky sport』や『Mediaset』は「6.5」と採点。後者は試合終了間際のヴェネツィアの攻撃シーンに言及し、「ネロヴェルディ(ヴェネツィアの愛称)が再び結果をつかもうとしたが、スズキは注意深く、スコアはもう変わらなかった」と振り返った。 地元紙『Gazzetta di Parma』は、「セーブの数は少なかったが、正確だった。前線へのキックは多かったが不正確だった」とコメントしつつ、「彼はほぼ、もう1人のリベロだった。彼の最も重要なセーブからクロチャート(パルマの愛称)の2点目のゴールが生まれた」と決勝点を呼び込むビッグセーブを称賛。「7」の高評価をつけている。 なお、パルマは、代表ウィーク明けの日本時間24日、ホームで2位アタランタとの一戦に臨む。 試合情報 パルマ vs アタランタ 試合時間:2024年11月24日(日)日本時間4:45 会場:スタディオ・エンニオ・タルディーニ
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