【一瞬で差が出る】感じのいい部下が「ありがとうございます」にチョイ足しする言葉とは
アドバイスや指導をしてくれた人に、ちゃんと感謝の気持ちを伝えたい。 この連載は、日本郵政や法務省、日本コカ・コーラ、日産自動車など多くの省庁や企業で講演や研修を担当し、15年間にわたって約7万人の老若男女にコミュニケーションを教えてきた『オトナ女子のすてきな語彙力帳』の著者、吉井奈々さんによるものです。 本書の読者からは、 「言葉の引き出しが増えた!」 「載っている言葉を1つでも多く使いたいと思った」 「繰り返し読みたい本になりました」 といった感想がたくさん届いています。 相手も自分も大切にするコミュニケーションのヒントが満載の本書から、相手も自分も気持ちが温まる「感謝の伝え方」をご紹介します。 ● 教えてくれた人に、まず伝えたい感謝の言葉 アドバイスや指導をしてくれた人にお礼を伝えるとき、何と言っていますか? 一般的には、 「ありがとうございました」 の一言だと思います。 もちろん間違いではありませんが、印象に残る一言を添えたいですね。 たとえば、 「貴重なお時間をいただき、ありがとうございました」 このようにまずは時間を割いてくれたことに感謝を。 日頃の電話の締めの言葉としても使えます。グッと大人の雰囲気になりますね。 ほかにも、 「お力添えをありがとうございました」 という伝え方も。 「ありがとうございます」に「お力添え」をプラスすると上品な印象になります。 ● より丁寧に伝えたい時 もっと丁寧にかしこまった印象を残したい時は、 「ご教授いただき感謝申し上げます」 このように「ありがとうございます」を「感謝申し上げます」に言い換えると、丁寧さが際立ちます。 ● 後日談もきちんと報告しましょう まずは、教えてもらったことへの感謝を、その場で伝えるのが基本。その上で、後日その教えを実践した体験談や結果を報告しながら、改めて感謝を伝えましょう。 教えた側がいちばんうれしく感じるのは、「教えたことを、どう活用してくれたのか」がわかること。そして「どんな結果や幸せを手に入れてくれたのか」を知ることだからです。 ● 教えてもらったことへの感謝 「◯◯さんのご指導、ためになりました」 教えてもらえることは「当たり前」ではなく、「特別」だという意識を忘れずに、感謝を伝えましょう。 今後の展望を伝えるのも良いですね。 「課題がよくわかりました。まずは◯◯の改善から取り組みます」 アドバイスをもらったときには、感謝とともに今後心がけるべき行動や意識の変化についても伝えましょう。 ● “おかげさま”の精神を言葉に表して 教えてもらったことで成果や結果が出たときに、「この結果が出せたのは〇〇さんのご指導があったからです!」と感謝できるのは、とても素敵なことですね。 さらに付け加えたいのは、支えてくれた仲間や家族のサポートに対する感謝。そして何より、頑張った自分自身にも思い切り感謝の言葉を贈ってあげてください。 (本記事は『オトナ女子のすてきな語彙力帳』をもとに編集しています)
吉井奈々