【阪神】前川右京「すごくお世話になった」秋山拓巳へ感謝を胸に逆転優勝へ残り試合の躍動誓う
阪神前川右京外野手(21)が、秋山拓巳投手(33)への感謝を胸に残り試合で躍動する。 24日は鳴尾浜で秋山の引退試合を観戦。「すごくお世話になったので、最後見られてよかったし、感謝の気持ちがいっぱい。寂しいです」と感慨深げに去りゆく先輩を送った。 担当の山本宣史スカウト(64)が同じ縁。オフには石井や西純ら担当選手を交えた“山本会”が開かれる。投手と野手でポジションも違い、年齢もひとまわり離れているが接点が生まれ、学ぶことは多かった。「優しくも厳しくも、色々教えていただいた、とてもありがたい時間でした」。前川も入団当初は故障がち。鳴尾浜で一緒に汗を流す中、ケガを抱えながら懸命に1軍を目指した姿は手本だった。 恩返しはネバーギブアップで勝ち取る逆転Vだ。チームは残り5試合、首位巨人を2ゲーム差で追う。「本当に最後は結果なので、内容どうこうより、結果を残せるように頑張る」と気合を入れた。今季は高卒3年目で111試合に出場し、左翼の定位置をほぼ手中に収める大活躍。9月は今季月別で最高の打率3割2分5厘をマーク中だ。好調の打棒全開で、秋山に最高の花道を用意する。【塚本光】