“移籍”か“残留”か…今オフのFA有力候補(4)“争奪戦必至”のCランク予想も…?
プロ野球のストーブリーグで大きな話題となるのが、フリーエージェント(FA)戦線だ。昨オフは山﨑福也、山川穂高、西川龍馬の3選手がFA権を行使し、国内移籍を決断した。今年も多くの選手がFA権を保有しており、動向が注視されている。そこで今回は、今オフのFA有力候補を紹介したい。
酒居知史(東北楽天ゴールデンイーグルス)
・投打:右投右打 ・身長/体重:178cm/80kg ・生年月日:1993年1月2日 ・経歴:龍谷大平安高 - 大阪体育大 - 大阪ガス ・ドラフト:2016年ドラフト2位 東北楽天ゴールデンイーグルスのブルペンを支える酒居知史も、今オフの去就が注目された1人だが、FA権を行使せず残留を決断した。 大阪ガスから2016年ドラフト2位で千葉ロッテマリーンズに入団すると、ルーキーイヤーに先発として5勝をマーク。 プロ3年目の2019年からは中継ぎに専念し、同年は54試合に登板したが、オフにFA移籍した美馬学の人的補償として、楽天への加入が決まった 新天地でもブルペンの一角を担い、移籍2年目の2021年には54試合登板、32ホールドポイント(4勝28ホールド)、防御率2.28の好成績をマークした。 今季も49試合に登板し、2勝2敗26ホールド、防御率2.33と優秀な数字を収めた。プロ入り後は大きな故障がなく、6年連続で30試合以上登板をクリアするなど、タフネスぶりが光っている。 そんな中、今シーズン中に国内FA権を取得。補償が不要なCランクとみられ、FA権を行使すれば争奪戦に発展する可能性が高かったが、楽天への残留を決めている。
ベースボールチャンネル編集部