北國新聞「復興までつぶさに報じる」 新聞大会で決意 秋田、協会賞の授賞式
授賞式で、津波を写真で報じた本社社会部の谷屋洸陽(こうよう)記者は「入社1年目にこの大災害を経験した記者として復旧復興をゴールまで見届ける」と決意を示した。火災の写真を撮影した社会部兼写真部の三上聡一(としかず)記者は「今回の受賞を励みにし、着実に前に進む被災地の動きをつぶさに報じていく」と誓った。 大会には北國新聞社など全国の新聞、通信、放送各社の代表者ら約370人が出席。交流サイト(SNS)や生成人工知能(AI)による誤った情報の拡散に懸念を示し「人々の命や暮らしを守るのは、取材に基づく確かな情報だ。正確で信頼される情報を届ける責務を全うする」との大会決議を採択した。 研究座談会も開かれ、新聞の生き残り戦略やデジタル時代の報道のあり方について議論した。