『住友館』大阪・関西万博パビリオン外観公開! 森をめぐる体験 ルーツ・四国の峰々をシルエットに
住友林業や住友化学などグループ内の19社が参加する「住友EXPO2025推進委員会」は、大阪・関西万博〈2025年4月13日~10月13日 184日間〉の「住友館」で、デジタル技術を駆使した森の中を巡る体験と、植林体験を提供する。 【画像】大阪・関西万博「住友館」建設進む 400年以上前に住友グループの礎を築いた愛媛県の別子銅山(愛媛県新居浜市)にちなみ、外観は四国の山の峰々が連なる姿に着想を得てデザインした。 住友は、1894年から「失われた森」を再生させる大造林計画・保続林業を始めた。 「自利利他公私一如」という事業精神のもと、住友自身を利するとともに国家や社会を利して、環境問題も同様にとらえている。 エントランス周辺の外壁に利用される木の大半が「50年物」のスギ。1970(昭和45)年、千里丘陵(大阪府吹田市)で開催された大阪万博と同世代の樹木を桂剥きにして合板にした。芯も再利用している。 スギを積み重ね、年輪や地層をイメージする。 これは、“1本1本のいのちを大切にしたい”という思いから、木材の加工方法について検討と議論を重ねた結果だった。 桂剥きの後に残った芯もベンチなどに姿を変えてパビリオンに設置する。 木材資源の有効利用とリサイクルをこうして体現し、木のぬくもりと安らぎのある空間を創り出す。 子どもたちが森の中をめぐるインタラクティブプログラム“UNKNOWNFOREST~誰も知らない、いのちの物語”と“植林体験”を提供する。 ■“UNKNOWNFOREST~誰も知らない、いのちの物語” 参加者はランタンを持ち、動物が暮らす森を再現した展示をめぐる。最後に巨大スクリーン(幅20m✕高さ7.5m)を設置した劇場にたどり着き、風やミストの演出付きで立体映像を楽しめる。詳細は近日公表する。 ■時を超えてめぐる“植林体験” 1970年大阪万博の年、あるいはさらにさかのぼって別子の山に植えられた木が、2025年に成長して住友館として現れる。 過去から継承してきた「住友の森」と関わり、森と自然との向き合い方や、未来へ想いをはせる大切さを感じるきっかけを提供する。 ・・・・・・ 9月25日、大阪・関西万博開幕まで200日となり、パビリオンの先行予約抽選に向けた申込が始まった。 10月6日まで販売しているチケット「超早割一日券」の購入者が対象で、専用サイトから手続きできる。 対象は水上ショー(水と空気のスペクタクルショー『アオと夜の虹のパレード』)や和太鼓ライブ(DRUM TAO「THE WADAIKO」~究極のART&BEAT~)などイベント4件と、海外パビリオンや日本館、住友館など国内パビリオン計30館(2024年9月24日現在)。今後その範囲を広げていく。 ・・・・・・
ラジオ関西