「ブギの女王から銀幕のスターへ 特集 笠置シヅ子」ビジュアル

本日3月29日に最終回を迎えた連続テレビ小説「ブギウギ」。趣里が演じたヒロイン・福来スズ子のモデルとなった歌手・女優の笠置シヅ子にスポットを当てた特集上映が、明日3月30日から大阪のシネ・ヌーヴォで行われる。 【画像】笠置シヅ子が高峰秀子と共演した「銀座カンカン娘」 敗戦に沈む日本に「東京ブギウギ」を送り出し、当時、熱狂的な人気を誇った笠置。ブギの女王と呼ばれた彼女は、戦前から制作されていた「シネ・オペレッタ」と呼ばれる歌謡映画に多数出演したほか、喜劇王・榎本健一（エノケン）と共演した1948年の「びっくりしゃっくり時代」を皮切りに、喜劇女優としての才能も開花させた。 「ブギの女王から銀幕のスターへ」と題した本特集では、数ある出演作の中から計9本をピックアップ。上原謙と共演したロマンティックコメディ「結婚三銃士」、笠置が劇中で「ラッパと娘」「ジャングル・ブギー」を歌う高峰秀子との共演作「銀座カンカン娘」、市川崑が服部良一をモデルに作曲家の恋と苦悩を描いた「果てしなき情熱」、訳あって離れて暮らす息子と束の間の幸せな時間を過ごす母親を笠置が演じた清水宏の監督作「桃の花の咲く下で」、生来の関西弁を生かした喜劇「東京ロマンス 重盛君上京す」「漫画横丁 アトミックのおぼん 女親分対決の巻」「河内ぞろ どけち虫」などが上映される。 なお特集が始まる3月30日は、1985年に70歳で亡くなった笠置の命日でもある。「ブギウギ」で注目が集まるこのタイミングに、かつて日本を明るく元気にした笠置の姿をスクリーンで鑑賞してみては。スケジュールの詳細はシネ・ヌーヴォの公式ページで確認してほしい。 ■ ブギの女王から銀幕のスターへ 特集 笠置シヅ子 2024年3月30日（土）～4月19日（金）大阪府 シネ・ヌーヴォ 当日券：一般 1600円 / シニア 1300円 / 会員・学生 1200円 3回券：一般 4200円 / シニア 3600円 / 会員 3300円 ＜上映作品＞ 「結婚三銃士」 「銀座カンカン娘」 「果てしなき情熱」 「桃の花の咲く下で」 「惜春」 「東京ロマンス 重盛君上京す」 「のんき裁判」 「漫画横丁 アトミックのおぼん 女親分対決の巻」 「河内ぞろ どけち虫」