【日経新春杯】過去10年で7勝の4歳馬が主役 4つの好データに該当したリビアングラス
4歳馬が過去10年で7勝
2024年1月14日に京都競馬場で行われる第71回日経新春杯。日経新春杯といえば「テンポイントの悲劇」と言われる1978年が有名だが、リアルタイムで見ていた関係者の数も少なくなってきた。時代の流れは速いと痛感している。そんな当レースにはどのような傾向があるのか。今回も過去10年の成績を基に検証していきたい。 【日経新春杯2024 推奨馬】極上の末脚が京都コースで炸裂する! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) ☆所属 美浦所属馬は29頭出走して1勝(1連対)。栗東所属馬は119頭出走して9勝(19連対)。美浦所属馬で勝ったのは2019年のグローリーヴェイズだけ。2着は1頭もいない。ホームの栗東勢が圧倒的に有利だ。 ☆性別 牡馬、セン馬は136頭出走して、10勝(18連対)。牝馬の出走は12頭だけで、連対したのは2015年2着フーラブライドと、2021年2着ミスマンマミーアの2頭。10番人気、13番人気と、ともに人気薄で突っ込んできている。人気薄の牝馬が連対すると覚えておこう。 ☆年齢 7勝している4歳馬が圧倒的。2着も3回あるので、連対馬の半分は4歳馬ということになる。2016、17、22年は4歳馬のワンツーで決まった。一方で7歳以上は45頭出走して、すべて着外となっている。 ☆前走クラス 勝ち馬が出ているのは、3勝クラス(3勝)、GⅡ(1勝)、GⅠ(6勝)の3クラス。1着馬はGⅠ組が圧倒的だが、連対率だと3勝クラス組が30%超えと目立っている。 ☆主な前走 4歳馬と前走GⅠ組が好成績ということもあって、結果が出ている前走は菊花賞となる。13頭が出走し、最多の3勝を記録。日本ダービー組も優秀で、【2-0-0-0】と負けなしだが該当馬はいない。ただ、休養明けは全く問題ないようだ。 その他、3勝クラス以下ではグレイトフルS組が【2-1-0-4】連対率42.9%としており好相性だ。 ☆主な前走着順 ハンデ戦ということもあって、前走着順成績からは少し変わった傾向が出ている。前走1~5着、7、8着から勝ち馬が出ているのだが、17頭いる前走1着馬からは、勝ち馬が1頭しか出ていない。ただ、勝率は5.9%と低いが複勝率は50%を超えている。また馬券圏外となる前走4、5、7、8着馬から複数の連対馬が出ており、5、7、8着馬からは勝ち馬が2頭ずつ出ている。前走9着以下は55頭いたが、連対したのは2023年の2着馬キングオブドラゴン(前走18着)だけだった。 ☆主な前走距離 前走を距離別で比べると、2400mか2500mを走っていた馬が5連対ずつ。つまり、連対馬の半分は2400mか2500mを走っていたことになる。一方、前走で1800m以下を走っていた馬(14頭)は、すべて着外だった。 ☆その他 そのほかで気になったデータは2つ。まず、前走人気。1番人気、もしくは4番人気に支持されていた馬が強く、この2つで5勝、2着5回。連対馬の半分が該当する。残念ながら今回は該当馬なしだったが前走の上位人気馬には追い風か。続いて前走着差。前走でコンマ9秒以上負けていた馬は62頭いたが、馬券に絡んだのは2、3着とも2頭ずつのみ。勝ち馬は出ていない。