阪神・井上「積極的に打ちにいこうと思っていた」 2戦連続の先発起用に応え通算2度目のマルチ安打
◇セ・リーグ 阪神9―11DeNA(2024年5月11日 横浜) 阪神・井上が今季初2試合連続の先発起用に応えた。昨年4月27日の巨人戦(甲子園)以来、通算2度目のマルチ安打を放った。 「チャンスの場面だったので、積極的に打ちにいこうと思っていた」 2点優勢の3回無死一、三塁。下手投げ右腕・中川颯の初球、内角直球をコンパクトにはじき返して中前適時打とした。2回無死一塁から第1打席は空振り三振に倒れ、次打者の梅野が一、二塁間を破った打撃を参考に「簡単にいい当たりで引っ張ることは難しい」と打席内での意識を中堅から右翼方向へ変えたことが奏功した。 4回2死からの第3打席は坂本の内角直球を中前打。以降の2打席は中飛に倒れたが、フェンス手前まで飛ばす内容で終え「良かったかなと思う」とうなずいた。(石崎 祥平)