サッカー史上最高の司令塔! 伝説のトップ下(2)衝撃の“ゼロ・トップ”、先駆者となった偉大な王子
サッカーにおける花形ポジション、それがトップ下である。チームの中心に位置し、攻撃を演出する姿はエースと呼ぶに相応しく、世界最高の称号であるバロンドール受賞者も多い。今回はトップ下として名を馳せた名選手5人について、フットボールチャンネル編集部が独自の方法で算出した能力値を紹介する。
FW:フランチェスコ・トッティ(ローマ/イタリア代表) 生年月日1976年9月27日(当時28歳) 05/06シーズンリーグ戦成績:24試合15得点9アシスト 2006年W杯成績:7試合1得点4アシスト イタリア代表通算:58試合9得点 ローマが生んだ偉大なる王子、フランチェスコ・トッティ。イタリアのみならず日本でも絶大な人気を誇るトップ下。現代のサッカーにも大きな影響を残した選手である。 基本データは低い下馬評を覆して優勝した2006年ワールドカップ・ドイツ大会当時のもの。 それまで攻撃的MFの最高峰だったが、センターFWに転向。すると、チャンスメイクからフィニッシュまで多くのタスクをこなす圧巻のパフォーマンスを披露。当時は“ゼロ・トップ”といわれ、現代のセンターFW像の先駆けとなった。 能力値では、「ドリブル」から「テクニック」までの4項目で90以上という驚異的な評価となっている。圧倒的なプレービジョンに卓越したパス技術、さらに抜群の得点力を誇るなど攻撃面において比類なき存在となっていた。