人手が足りず“住民自ら”ボランティア 石川・七尾市で災害廃棄物を回収
能登半島地震の被災地ではボランティア不足が課題となるなか、石川県七尾市では、地元の住民らが地域を回り災害廃棄物を回収しました。 【写真を見る】人手が足りず“住民自ら”ボランティア 石川・七尾市で災害廃棄物を回収 七尾市の御祓地区では人手が足りず、災害廃棄物の運搬に困っているという声が寄せられたことから住民にボランティアを募り収集を行いました。 17日は高校生ら50人ほどがおよそ400世帯を回り家具や家電などをトラックに積み運んでいきました。 七尾高校2年の岩野奈央さんは「穴水町に住んでいたが、家が壊れたので引っ越した。(被災しているのは)私だけではないので困っている人を助けたいと思った」と話しました。 自宅から家財を運び出してもらった伊川恵子さん「家を潰すときは中を空にしてくださいと言われた。協力してもらてありがたい」と涙ながらに感謝しました。 七尾市では県のボランティアの受け入れ人数が1日あたりおよそ80人に留まっていて復旧作業のスピードが課題となっています。
北陸放送