「さらなる値上げを見越しているなら論外」北海道消費者協会などがJR北海道に経営努力求め意見書
JR北海道が来年4月から行う運賃値上げに対して、北海道消費者協会などはきょうJRの経営努力などを求める意見書を提出しました。 JR北海道は今年6月に輸送サービスの維持に必要だとして、平均7・6%の運賃値上げを国に申請しました。国土交通省はおととい、これを認可しています。 意見書の提出は北海道消費者協会と道内57の消費者協会がきょう連名で行いました。北海道消費者協会の長島博子会長は値上げによる増収効果に疑問を呈した上で、さらなる値上げを避けるための経営努力を求める要望書を提出しました。 「物価上昇の中、多くの道民が利用するJR北海道の運賃値上げは家計へのさらなる打撃となります。さらなる値上げを見越しているのであれば論外といわざるを得ない」(北海道消費者協会・長島博子会長) JR北海道の運賃値上げは来年4月からで、初乗り運賃を200円から10円値上げし、通勤・通学定期は平均18・9%値上げします。